震災ボランティア報告

2015年02月02日

中学生と大学生 和やかに交流 震災ボランティア報告会で 

写真データを左クリック、拡大してご覧ください。

2015年02月02日09時18分49秒00011月31日付の
山陰中央新報、中国新聞をご覧になり
ご存知の方もいらっしゃると思いますが

匹見中学校で1月30日

島根県立大学浜田キャンパスの学生4名を招いての
交流事業が行われました。

ひとまろビジョンでは
2月3日(火)17時より放映されます。
益田市内の方は是非ご覧ください!!


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匹見中学校と島根県立大学との交流事業は
平成26年秋に開催された
学習支援と部活動を通じた取組に続くもので


第2弾となる今回は
大学生たちが東北被災3県の岩手、宮城、福島を訪れ
ボランティア活動や復興・防災について学ばれた様子を
中学生たちに語っていただくという内容でした。

報告会を通じて、被災地の状況を知ってもらうとともに
普段交流がほとんどない年齢の近い大学生たちの姿を通して
将来の進路や自身の生き方を見据える機会を提供し
キャリア教育につなげていく狙いで企画・実現の運びとなりました。

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当日、匹見中学校を訪ねると
01玄関_R玄関先には
大学生と地域の方を出迎える歓迎のメッセージが!!!
先生方のお心遣い





02玄関_R













03玄関_R












報告会_R当日は地元から保護者の方など6名も中学生たちと一緒に聴講されました。




大学生さんたちは
平成26年2月に2泊4日の日程で
大学生を対象に企画された
「きっかけバスしまね」に参加。

島根県内では島根県立大学をはじめ
島根大学、島根県立大学短期大学部の学生40名が参加されたそうです。


現地では
遺留品の捜索や震災の語り部の講和聴講
福島除染情報プラザなどの視察を行ったとのこと。

大学生さんたちからは
「現場を知り、伝える大切さ」や
「自分たちが住む地域の避難場所の把握が、亡くなった方への供養になる」
「災害は減らせないが、被災者は減らせる」
「瓦礫は生活の遺産」

などなど
現場へ足を踏み入れてないと出てこない
含蓄のある言葉が語られました。


聴講されたみんなが関心を抱いていたのは
震災ボランティアに参加された動機です。


それぞれに思いを持って参加されたようです。

Мさんは
「東北のことはニュースで知っていたが、遠くで起こったことと思っていましたが
さまざまなボランティアがあることを大学で知り、少しでも力になりたいと思い
参加しました
今回のような募集型のボランティアでないと、東北には行くきっかけがない。
また大学生だから行けた」と。


Iさんは
「そんなにボランティアに興味はなかったですが、大学1年のときに何もしていないので
行こうと決めました。良い経験になりました」と語りました。

Hさんは
「東北は遠い場所でなかなか行く機会もないですが、
沢山の方々の寄付によって無料で東北にボランティア支援できる
「きっかけバスしまね」によって参加できました」。

Mさんは
「震災が発生したのは高校2年の春休みで、他人事のように感じていましたが、
自宅に帰り、テレビや新聞での報道をみて一大事であることを知りました。
何か私にできないかと思っていて
もともとボランティア活動をしたくて島根県立大へ入学したので
「きっかけバス」に参加した」そうです。



実際に現地へ出向いたことによって

「ボランティアは人を助けるイメージがありますが
私自身が成長したり自分を知るきっかけや
人とつながるきっかけになりました」

「東北に出かけてみて
自分の中で震災が風化していることを改めて感じました。
今回、参加したことで、震災を体感することができ
またたくさんの人にその様子を知らせることが大切だと感じました」


匹見の防災_R報告会では
匹見の避難所の紹介もありました。
大学生さんがわざわざ益田市HPで確認され
表作成されたとのことで
頭が下がりました。

「今日家に帰ったら、
自分たちの避難所がどこにあるのか
確認してくださいね」とのメッセージも添えて。



質問_R報告後
中学生の皆さんからは
沢山の質問が出ました。


その中の一人、女子中学生のKさんは
「きっかけバス」が大切にしたいものの中に「感謝」という言葉があるとのことですが
大学生の皆さんは、ボランティアに出かけて
どんな感謝の気持ちを持ちましたか?」という
鋭い質問をされました。


それに対して大学生の皆さんは
「きっかけバスに向けて寄付してくれた人への感謝」
「現地でお世話になった人への感謝」
「一番感謝しないといけないのは親。こういう経験を通して痛感しました」
「震災が起こって改めて食べ物に対しての感謝が大切だと思いました」
などの声が返ってきました。

そうこうするうちに
50分という時間はあっという間に過ぎて
非常に充実した時間になったと感じました。

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給食_R報告会後は
給食交流へ。

この日はカレーライス。とても美味しそう。
私も予約しておけばよかったとかなり後悔しました。




01ワークショップ_R午後は
2班に分かれ

・東日本大震災や防災について
・高校受験や大学受験、将来について
・島根県立大学や大学生活などについて
・大学生さんの出身地などについて

フリートーキング。

02ワークショップ_R中学生さんと大学生さんとの和やかな交流が
続きました。

初対面ではあるけれど
双方とても良い雰囲気で語り合っておられ
見ている私も心が和みました。


合唱_R中学生の皆さんから
大学生さんへお礼として
3年生が作詞・作曲した合唱曲を披露されました。

聞くところによると
数年前から毎年、3年生が作詞作曲した曲を
文化祭や卒業式などで披露されているようです。
非常に良い取組だと思います。


今年の合唱曲は
お父さん、お母さんへの感謝の気持ちを綴った詞で
胸が熱くなりました。

また機会があったらご紹介したいと思います。

それにしても
全校生徒さん、歌がうまい。
とてもはもっていました。


と、ここで最新情報。
2月28日(土)13時から
グラントワ小ホールで開催される
周産期医療講演会の中で
匹見中全校生徒による合唱発表があるようです。

入場無料。
ご興味のある方は是非ご来場ください。

問合せ:益田市役所健康増進課地域医療対策室 (田中さん)
TEL:0856-31-0213


籾田さんお礼_RMさんから
代表して
大学生の皆さんへお礼の言葉が述べられました。







01記念写真_R最後に
記念撮影しました。

みんな良い表情をしています。

中学校の玄関を出たときに
頭上から生徒さんたちの声が。

バルコニーに生徒さんたちが並んで
大学生さんたちを見送ってくれました。

改めて匹見中は
純朴で良い生徒ばかりだなーーーーーと実感しました。


匹見中では今後も
中学生および大学生のキャリア教育につながる
様々な事業を展開したいと考えておられます。


以上、長くなりましたがご報告申し上げます。


hikimityou at 17:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック