2024年04月02日

大見工業 新入社員研修受入

益田市の誘致企業「大見工業株式会社」(大見満宏代表取締役社長、本社:愛知県安城市)の新入社員5名が、
匹見地域を訪れ、新入社員研修を行っています。昨年に続き2回目。1日から4日まで。

2日は、椎茸農家の大谷寿一さん宅を訪問。
大谷さんが原木にドリルであけた穴に、新入社員たちがオガ菌を手作業で植えていき、
その後、刷毛を使って、蝋で穴を封じていく作業を行いました。

5人とも今年3月に高校を卒業したばかり。初々しさが残り、みんな素直で
黙々と作業に集中していました。

明日3日は、わさび農家さんを訪ね、
わさび花芽やタラの芽収穫を予定しています。
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★大見工業 新入社員受入の背景

大見工業の新入社員研修は、ユニークなものとして知られ、
入社志望の動機になっている社員もいるほどです。

研修は、入社後、約一か月間に及びます。
近年では、東北地方で漁師宅に寝泊まりしながら
「わかめ漁体験」(異業種体験研修)を1週間行った後、
連帯責任を学ぶ「自衛隊研修」、
「社内研修」(全社で行うイベントの企画・運営・予算の使い道に至るまで、
すべて新入社員が行うもの)を経て、
新入社員の保護者や高校の恩師も参加する「保護者会」で締めくくられます。

本業とは関係ない業種を新入社員に体験させることで、
プロの仕事への向き合い方や、学ぶ姿勢を育むとともに、
地元住民との交流を通じた人間関係構築を目的としています。

一方、匹見地域では、2008年度に
「ひきみボランティア制度」(運営:ひきみ田舎体験推進協議会)を創設し、
これまで多くのボランティア会員の方々に作業支援を行っていただきました。

しかしながら、少子高齢化が深刻化する中で、
個人のボランティアだけでは地域の実情に応えきれないため、
協議会事務局(匹見地域総務課、石橋)では、団体による支援も模索してきました。

こうした中、同社に企業ボランティアを提案したところ、
連携の第一歩として、新入社員研修の受入を行うこととなりました。
同社へ提案を行った背景には、4年前に匹見地域で同社社員研修が計画されたものの、
コロナ禍により実施が見送られたこととなどが挙げられます。

 匹見地域での研修は、
新入社員が中山間地域の現状を肌で感じることができるだけでなく、
作業支援を通した自己重要感を高める機会にもつながります。

同社にとっても、益田市の誘致企業による地域・社会貢献の実施、
ひいては企業PRにもなり、お互いにメリットがある事業になると考えています。






hikimityou at 18:10│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック <$ArticleCategory1 $> 

この記事へのコメント

1. Posted by M   2024年04月04日 09:51
研修で、椎茸栽培や、ワサビ、タラの芽栽培の大切さを体験して、少しでも匹見のことを覚えててくれたらいいですね。
2. Posted by 匹見町大好き!   2024年04月05日 11:33
Mさん
コメントありがとうございます。

実際に身体を動かして体験することにより
血肉になることが多かったと思います。

5人とも元気に入社式を終えたそうです!!!

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