2023年03月22日

大見工業株式会社 新入社員研修受入

愛知県安城市に本社がある
総合切削工具メーカー「大見工業株式会社」が3月21日から
益田市匹見地域で新入社員研修を行っています。

益田市の誘致企業として、匹見地域で実施することは初めての取組となります。

実質の研修は今日から。
わさび生産者の斎藤敬さんが受け入れをしてくださり、
タラの芽やわさびの花芽の収穫を行っていただいています。
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同社の新入社員研修は、ユニークなものとして知られ、
入社志望の動機になっている社員もいるほどです。

研修は、入社後、約一か月間に及びます。
近年では、東北地方で漁師宅に寝泊まりしながら
「わかめ漁体験」(異業種体験研修)を1週間行った後、
連帯責任を学ぶ「自衛隊研修」、
「社内研修」(全社で行うイベントの企画・運営・予算の使い道に至るまで、すべて新入社員が行うもの)を経て、
新入社員の保護者や高校の恩師も参加する「研修発表会」で締めくくられます。

本業とは関係ない業種を新入社員に体験させることで、
プロの仕事への向き合い方や、学ぶ姿勢を育むとともに、
地元住民との交流を通じた人間関係構築を目的としています。

一方、匹見地域では、2008年度に「ひきみボランティア制度」を創設し、
これまで多くのボランティア会員の方々に作業支援を行っていただきました。

しかしながら、少子高齢化が深刻化する中で、
個人のボランティアだけでは地域の実情に応えきれないため、
協議会事務局では、団体による支援も模索してきました。

こうした中、同社に企業ボランティアを提案したところ、
連携の第一歩として、新入社員研修の受入を行うこととなりました。

同社へ提案を行った背景には、
3年前に匹見地域で同社社員研修が計画されたものの、
コロナ禍により実施が見送られたこととなどが挙げられます。

 匹見地域での研修は、
新入社員が中山間地域の現状を肌で感じることができるだけでなく、
作業支援を通した自己重要感を高める機会にもつながります。

同社にとっても、益田市の誘致企業による地域・社会貢献の実施、
ひいては企業PRにもなり、お互いにメリットがある事業になると考えています。



hikimityou at 18:04│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック <$ArticleCategory1 $> 

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