匹見町へ行こう！:渡り初め！？樫田トンネル

2007年06月15日

渡り初め！？樫田トンネル

6月3日に日帰りで匹見町へ行ってきたことは、すでにお伝えした通りです。
この日、町の中心部へ到着したのは朝７時過ぎ。
そこから大神ヶ岳の登山口へ行くのには「４２」の番号が付いている、
主要地方道六日市―匹見線を通らなければなりません。

名前からも分かるように、匹見町と六日市町を結ぶ幹線道路です。
（現在は、六日市町が合併したため、主要地方道吉賀―匹見線と名称が変更されています）。

道路沿いには樫田、笹山、三葛集落があるため、これまでにも取材で何度か通ったことがあったのですが…。

主要地方道と付くからには、一般県道よりも格上のはず…。
なのですが、実際には、町の中心と道川地区を結ぶ一般県道波佐―匹見線より
道は悪いです。

紙祖川に沿って走るため、道はくねくねと曲がり、
町の中心部以外は１車線。
豪雨による土砂崩れなどによって道が遮断されたこともありました。

地元では期成同盟会を立ち上げ、昭和50年代から道路改良を求める陳情活動を続けてきました。その思いが実を結び、平成１１年度から樫田～笹山集落までの1900㍍区間でバイパス整備が始まりました。

この写真は、平成18年夏の様子で、トンネル工事が着々と進んでいました。

それから半年以上が過ぎて…。

「おお～っ、完成しているではありませんか！」
思わずシャッターを切りました。立派な樫田トンネルです。このバイパス完成で距離にして500㍍短縮されました。
　
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小泉内閣が進めた「国の財政再建」によって、
公共事業や地方交付税が大幅に削減。
島根県においては、平成12年度比較で、
17年度の公共事業費、道路事業費は共に半減されています。

六日市町のある男性から聞いた、「五本の指」になぞらえた話を思い出しました。

「今、地方の切り捨てがどんどん進んでいるけれど、都市を支えてきたのは地方。人材しかり、森林資源しかり、食料だって、そう。それなのに小泉内閣は地方を置き去りにしようとしている。五本の指の中で、薬指を使う頻度は少ない。けれど、この薬指が仮に無くなったとしたら、どんなに手を動かしにくいことか…。指も日本社会も、全体がうまく相互補完しながら機能している。それなのに、薬指は要らない、地方は要らないと言って切り捨ててしまえば、必ず支障は出てくる。都市が困る時期が必ず訪れる」のだと。

この話を聞いて、考えさせられました。
皆さんは、どう思いますか？

なんだかＮＨＫの討論番組みたいになってしまいましたね。