文化財

2021年01月27日

緑の工場1500ha記念塔


匹見タウンホールや食堂「大将」さんを訪ねたことのある人なら、その存在にうすうす気づいておられたはず。


空に屹立する杉の木に隠れるようにして建つ、こちらの建造物。
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前から気にはなっていたんですけどね。
日常の風景に溶け込んでしまうと、そこに疑問や関心が向かわない。


今回、匹見町文化財マップのお仕事をさせていただく中で、改めてその存在にフォーカスすることに。


建造物の名は
「緑の工場1500ha記念塔」。


すでに「緑の工場」自体が何なのかピンとこない人がほとんどだと思う。


当時の匹見町長、大谷武嘉氏の碑文には昭和46年10月と記載されていた。
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ずいぶん昔のことだし、私も当時はまだ生まれてもいないので、手元にある書類を通してしか知る由もない。なので、「匹見町誌」を参考にさせてもらいます。


「緑の工場」構想は、県や町村が「一町村一工場」を目指して工場誘致を促進する中、立地条件などが悪い匹見には工場が来るわけがないと、町有林などの山林を工場に見立てて造林し、財産をつくるとともに、住民に雇用の機会を与える一大プロジェクト。


記念塔にある大谷元町長の碑文を借りれば
「昭和31年に町有林造林整備事業が開始し、延べ17万人の労働力を投じて昭和46年、町行造林が1500haの偉業を達成したのを記念し、この塔が建立された」そうです。


記念塔の頭上には、町民の福祉増進を約束する「幸せの鐘」も掲げられていました。
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ご興味のある方は、是非お立ち寄りくだささいね。

hikimityou at 09:38|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック