2023年08月29日

匹見のパワースポット 「虚空蔵」

耳にご利益あり!匹見の人でも知らない人が少なくない、パワースポット!!

匹見町石組集落にある「虚空蔵」。
読み方は、「こくぞう」「こくどう」、「ごくうどう」と言う人も。
道路から少し入った、砂利が敷かれた坂の上にあるので、車を運転する人は気づけないかも。
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お堂の中には大きな石が!これこそが虚空蔵、「石仏様」です。
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火吹き竹の片方を虚空蔵に、もう片方を不自由な耳に当てると、「あらびっくり!」
症状が解放に向かうのだとか。私も早速、難聴気味の右耳に竹を当てたところ
ぼーーーーっという空気が流れるような音が聞こえ、不思議な感覚に。

耳がよくなったら、火吹き竹を調達し、虚空蔵さんにお持ちするといいらしいです。
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これまで地域の人々(元組、岡本、野田、石組、七村、小原)がお参りされ、
8月13日にはお祀りが執り行われていたといいますが、最近は地域の人々が数人お参りに訪れるほど。

近くに住む山本家は長い間、虚空蔵のお世話をされてこられ、虚空蔵のいわれをお持ちだったのですが、火事で焼失。記憶を頼りにまとめられていた書をこのたび、石組出身の渡辺良三さんが、子どもたちでも読めるようにと、当用漢字を使ったりフリガナを使ったりして、板に写しました。
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またお堂の上に看板!?なるものを制作。さらに近所の方に頼んで、お堂内の赤いカーテン(なんと呼ぶのでしょうか?)を作ってもらったそうです。

渡辺良三さんの虚空蔵に向ける思いは並大抵のものではありません。

地域に残る虚空蔵をもっと多くの方に知ってもらおうと、渡辺さんは今、タブレットを駆使して、虚空蔵の歴史にまつわる漫画制作に没頭中。今秋には完成するものと思われます。
完成のあかつきには、各公共施設などで展示してほしい、という思いもお持ちです。

その行動力、バイタリティーには頭が下がります。

★余談
個人的に気になったのはお堂の中に掲示されていた以下の文
「虚空蔵菩薩は、丑・寅年の人の守本尊なれば、その年生まれの同年知人を主に寄付を願いたり」。(※昭和57年8月、本堂前の戸を新調する際の寄付者芳名)
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おっとどういうことでしょう!
丑・寅といえば表鬼門。俄然興味がわいてきました。ただ、この先、どうやって深堀していいのかが不明。

渡辺さんによると、地元・真言宗の方も以前はお参りされていたこともあるそうで、何やらそういったところから紐解いていくと、糸口がつかめるのでは、などと思っているところです。

どなたが分かる方がおられましたら、教えてくださいませ!


隠れた匹見のパワースポット
気になる方はお出かけくださいねーーーーーーーーーーーーーー

★場所はこちら→


★追記8月31日
こちらのブログをご覧になられた匹見町小原・籾田久勝さんから以下、情報提供をいただきました。

20年前、虚空蔵に縁のある近くの小松尾城跡に登ったところ
山頂は平で石垣が組まれ、城跡であることがはっきりわかりました。
また付近には、匹見で「まな竹」と呼ばれる竹が植えられていました。
下から登ってくる敵方を
迎え撃って放つ矢の材料として細身の竹を植えていたものと思われます。




#益田市匹見町
#虚空蔵
#石組
#真言宗









hikimityou at 14:31│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック <$ArticleCategory1 $> 

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