2017年05月10日

【イベント情報】わさび掘り取り体験

20170001初夏の匹見で
毎年恒例のわさびの掘り取り体験を
6月3日に行います。

平成21年6月
匹見町は内谷地区で始まった
こちらの体験。

開催のきっかけとなったキーマンは
村上巴さんです。

内谷地区は
町の中心から26キロ離れた山間地にあり
平成29年3月末現在の人口は29名
人口に占める65歳以上の割合、いわゆる高齢化率は82%です。


少子高齢化が進む中
内谷地区が生き残っていくためには
「交流人口を増やすしかない」との強い思いを抱いた村上さん。

平成21年、自宅を活用した農家民泊を始められますが
民泊とともに内谷地区を広くPRするため

匹見の代名詞ともいうべき
わさびを活用した田舎体験を
地域の人たちと企画、開催し
現在に至っています。

わさびに精通した方ならご存知だと思いますが
わさびは、谷(清流)で育つ水わさびと、畑わさびの2種類あります。


内谷地区で開催している
わさび掘り取り体験は
畑で育ったわさびを掘り取ります。

収穫後は
わさびを使った料理体験、

その後は
地元のお母さんたちによる手作り郷土料理を召し上がっていただきます。

地元の事情で1年お休みをいただいた以外は
毎年6月第一土曜に開催しており
今年で8回目を数えます。

遠くは広島などから
リピーターのお客様も多いのですが

その理由は
わさびの掘り取りや料理が体験できる、ということ以上に


地域の方と触れ合ったり
昔懐かしい田舎料理が食べられることに
魅力を感じていらっしゃる方がとても多いです。

冒頭お伝えしたように
内谷地区は人口も少なく
年齢を重ねた方が多いですが
そんな中でも年齢を感じさせないくらいお元気で
はつらつと生活していらっしゃいます。

そのお姿を見るにつけ
毎回元気をいただいています。

日の出とともに起きて田畑を耕し
自分が口にするものは自分で作る。

緑いっぱいの匹見で生活していると
心身ともに元気でいられるのだと思います。

交流会に出てくる
田舎料理は絶品です。

地域にある野菜や山菜などをふんだんに使った料理は
素朴でやさしい味つけです。

お金を出せばたいていのものは手に入る世の中ですが
この味を普段口にすることはできません。

だからこそ、この日を楽しみに皆さんが参加してくださるのだと思います。

このわさび体験には
60代以上のお客様のご参加が多いのですが
「お母さんの味を思い出しました」と言って
ほろりと涙される方もいらっしゃるのです。

まさに体験や交流を介しての
心の心の触れ合いができるところが
この田舎体験の最大の魅力なのだと思います。

1年に1度開催される内谷地区でのわさび体験。
「今日一日とても楽しい日だったね」と
にっこり笑える日にしたいと村上さん。

ご縁いただいた方々と
同じ時間を共有できることを楽しみにしています。

■お問合せなど
ひきみ田舎体験推進協議会
(益田市匹見総合支所地域づくり推進課内)
電話0856−56−0305(担当:石橋)
メール hikimitown@maro-v.jp



hikimityou at 11:53│Comments(0)TrackBack (0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック <$ArticleCategory1 $> | わさび

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